ユニオン東京合同 教育と探求社分会は、2009年2月〜2011年2月までの2年に及ぶ解雇撤回闘争に勝利しました。
会社は、盛んに解雇ではないことを主張しましたが、組合は本人たちの意思に反して退職届を出させられたとして、「解雇撤回」、「謝罪」、「解決金」の3つの条件に応じました。
ここに至る過程では本当にさまざまな苦難がありました。
会社側は、2010年1月31日の団交で「平行線」ということばを乱発し、以後団交の開催を拒否しました。
その後、10人の組合員に対して個別に労働審判をかけて、さらに組合員10名とユニオン東京合同に対して名誉棄損の損害賠償請求を起こしてきました。
この労働審判は、地位不存在を争うもので、使用者が10人の組合員を分断してかけてきた攻撃でした。
この労働審判を和解しないで、あくまで解雇撤回を会社につきつけ、
反訴で地位存在を争ってきました。
組合は、他に残業代の未払いを求めて、8人の未払い残業代の支払いを求めて、
提訴しました。
ほかにも、
団交拒否と支配介入で労働委員会を2本たてて、徹底的に対抗するつもりでしたが、
会社側は、2月26日のクエストカップまでに何とか解決したいと、組合に申し入れてきました。
組合は、「解雇撤回」と「謝罪」の基本条件を会社が受け入れることを確認するなら交渉に応じ、2月23日に解決団交に至りました。
組合が勝ち取った地平は、あきらめずに闘えば解雇撤回が勝ち取れる事例を作ったことが何よりの大きなポイントです。分会は、これまでの支援を感謝し、より多くの労働者の困難な課題の解決のために活動していきます。